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プロジェクト

海外総合事業

[マダガスカル共和国] 2大主要都市並びに両都市間の運輸整備・開発計画策定を支援

アフリカ大陸の南東海岸から約400km離れたインド洋にあるマダガスカル島、および周辺の島々からなる国。動植物の固有種が非常に多く、自然豊かで、鉱物・観光・水産等の資源に恵まれている

首都アンタナナリボは、国内総生産の約30%を占める中心都市。トアマシナは国内最大の商業港が立地する港湾都市で、円借款により拡張事業が実施されています。両都市では2004年にそれぞれ都市開発計画(PUDi)が策定されたものの、政治危機もあり計画の実施が順調ではなかったことや、現在の社会経済状況が当初想定と異なってきていることが課題となっています。特にアンタナナリボは急激に人口が増加し、インフラ不足や無秩序な都市化、洪水などの自然災害、交通渋滞など、喫緊の都市問題への対応が求められています。
こうした状況に対し、「アンタナナリボ・トアマシナ経済都市軸(TaToM)総合開発計画策定プロジェクト」が2016年開始されました。同プロジェクトでは、PUDiを現在の状況に合わせて改定するだけでなく、両都市をつなぐ運輸整備・開発計画も併せて策定することを通じて、効果的・戦略的な都市開発・地域開発を後押しすることを目指しています。本プロジェクトで(株)オリエンタルコンサルタンツグローバルは将来の社会経済の状況を想定し、都市構造、土地利用、交通インフラ、電力・給水・社会インフラ、防災面等を総合的に考え、3つの開発計画を同時に策定することを支援しています。

現地関係者とのミーティングでは、熱のある意見交換がなされる。
洪水など自然災害も多発するトアマシナの街。
整備が不十分な国道(アンテテザンバロ周辺)