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プロジェクト

防災

応急復旧から被災調査、復興に向けた整備を ワンストップで対応。

被災直後の状況。多数の箇所で斜面崩壊が起きた。

平成23年8月に発生した台風12号は大型で速度が遅く、紀伊半島の山沿いでは過去に例のない記録的な大雨をもたらしました。総雨量は広い範囲で1,000mmを超え、死者・行方不明者は90名以上。深層崩壊と呼ばれる大規模な斜面崩壊が起き、土砂が河川をせき止める河道閉塞が各地で発生したため、長期間の警戒・避難が必要となりました。
オリエンタルコンサルタンツは、発災翌日から被災状況を把握するための活動を開始。奈良県から緊急委託を受け、奈良県南部と奈良市を結ぶ幹線道路である国道168号をいち早く仮復旧するため、応急組立橋による仮設道路を整備しました。さらに現地の写真撮影、被災した橋梁の点検、土石流・落石状況の確認など幅広い調査を実施し、災害査定の申請を支援。本復旧に向けた道路整備計画や斜面崩壊で生じた土砂を利用した土地造成計画と設計を継続して対応しました。また、新しい橋の上部工・下部工設計や、既設橋の撤去設計までをワンストップで対応し、地域の復興に貢献しました。

応急組立橋により、緊急に整備された仮設道路。